ボーリンギアナ セルレア
 C.bowringiana var. coerulea
10月になりボーリンギアナの開花シーズンを迎えました。
特徴:二枚葉大型
多花性の交配種の交配親として多用されています。
新芽が出る時期が他のカトレアに比べ遅く
5月過ぎになることも珍しくありません。
そのため植え替え、株分けのタイミングは
他のカトレアに比べ遅くしたほうが良いようです。
この性質は子供にも強く遺伝しているようで
ボーリンギアナの子供のポーシア‘カニザロ’がうちにもあるのですが
早めに植え替えしたばっかりに
新芽が出るのが8月までずれ込んだ経験があります。
新芽が伸びるときに「はかま」を作りながら伸びていくのですが、ここに水が溜まりやすく
黒く変色したり最悪の場合軟腐病を発症することもあるようです。
    
これは7月の‘Atsumi’の状態です。
C.bowringiana var. coerulea ‘Atsumi’
BM/JOGA

10月18日の開花の状態です。

‘Atsumi’は
ペタルが幅広く、丸く、
深くオーバーラップしています。
C.bowringiana var. coerulea ‘Autumn Sky’

10月18日の開花の状態です。

これは東名豊川洋蘭園さんから
1バルブ分けていただいた株の初花です。

東名豊川洋蘭園さんに伺うと
‘Atsumi’と‘Autumn Sky’は
コルヒチン処理された
倍数体だということで
両者は兄弟株になるそうです。
C.bowringiana var. coerulea ‘Blue Sky’
10月18日の開花の状態です。
‘Atsumi’や‘Autumn Sky’に
比べるとペタルの丸みはやや劣ります。